まぁ、もちろん両方大事にのですが(笑)
歌を歌う以上は歌詞はとっても大切です。
あくまで私の考えですが💦
ジャズと一言で言っても色々なスタイルがあります。
自分はビッグバンドのような大勢の編成より、
少人数で自由に演奏するスタイルが好き✨
最近は
ピアノ、ベース、歌
が多いです。
このような少人数だと比較的自由がきくので
その時に感じたことが出来ます。
例えば曲のサイズ。
1コーラス目歌って
2コーラス目も歌いたい、と思えばそのまま歌っちゃいますし
A・B という曲構成で
Bをもう一回繰り返したくなったらサインを出せばOK。
となると、
歌の人も歌詞から離れて
スキャットを楽しむことも出来たり
自由になります。
楽器が増えれば増えるほど意志の疎通は難しくなると思うので
ビッグバンドなんかではカラオケと同じで決められたテンポ、サイズで歌うことになります。
となると自由度が減る。
ので少人数編成が好きなのです。
(実は細かくサイズやキメを覚えられないという理由もある😅)
少人数編成の場合、
歌の人も楽器の人と同じように
歌詞から解放されて音で遊べる場面も増えます。
ここで陥りがちなのが
音で遊ぶことが主体になること。
もちろん好みなのでそれはそれでも構わないと思います。
が、
歌い手は「歌詞」が役割として与えられているので
そこは疎かにしたくないです。
スタンダードジャズには
とても美しい歌詞が多いです。
悲しそうなバラードで歌おうが
陽気に歌おうが
そこは歌い手の一存で決まる。
となるといかに歌詞が重要か、とわかっていただけるでしょうか💦
例えば「All Of Me」という曲があります。
私の全て、という意味で
かのビリー・ホリデイは切々と歌い上げていますし、
私は気分によって
「どうしてどうしてっ?!」
と明るく歌ってみたり
「あーあ、やんなっちゃう」
とちょっと不貞腐れて(やさぐれて?)みたりしてます😅
私の心だけ持ってっちゃうんだもの。
もうこの唇も持っていって。いらないから。
この腕も持ってっちゃって。使わないから。
という内容なので
色々な解釈の仕方ができますね。
歌詞をどう解釈してどう表現するか、
これは他の楽器ではなかなか難しいことが
歌ではサクッと出来たりしますので、
歌詞をないがしろにはしたくない理由でもあります。
何より、美しい詞を表現できるのは
どの楽器にも出来ない、歌い手だけに与えられた役割。
自由に音で遊ぶ楽器の人たち、カッコいいなー
とも思いますが、
それはそれ、ボーカルはボーカルで
歌詞の世界を大切にしていきたいものです😊
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